ジュニアゴルファーのスクールを担当しているのは坂本修二プロ。優しく、時に厳しく子供たちを指導する坂本修二プロに、スクールの内容や指導方針、また自らのゴルフ経験などを語ってもらいました。

現在のジュニアの生徒さんは５歳から12歳までと結構幅広いです。ジュニアの年代でこの年齢差は大きいですから、練習の際は年齢や子供たちのゴルフ経験を考慮し、それぞれ個別に目標を立てて練習をしています。大まかに言うと、小学生まではゴルフに親しんでもらうことが優先で、中学生になると徐々に競技志向にシフトしていくといったところでしょうか。もちろん、みんなで一緒に雑談したり、パターやアプローチのゲームをしたりして、スクール生全体の親睦を深めることもしています。

子供には無限の可能性があります。その可能性を引き出すことが私の役目です。指導の際は、ゴルフ技術の向上はもちろんですが、ルールやマナー、エチケットといった、今後ゴルフをしていく上で絶対に身につけなくてはいけない要素も教えます。ゴルフの原点は、「礼儀」と「公正」だと思います。勇気、忍耐、自己管理、正直さ、責任感、根気・・・こういった、ゴルフだけではなく、人生においても役に立つ要素を、このスクールを通して伝えていきたいですね。

私がゴルフを始めたのは中学時代、叔父に練習場に連れて行ってもらったのがきっかけでした。その時の経験が本当に楽しく、本格的にゴルフにのめりこんでいきました。ゴルフというスポーツは、どんなに辛くても18ホールを回りきらなければならないですよね。途中で逃げることは出来ない。甘えは絶対に許されない。これってゴルフだけでなく、生きていくうえでも大事なことだと思うんです。子供の時からゴルフを始めたことで、私自身もこうしたことを自然に学ぶことが出来たと思っています。